一生モノの副業—この1冊でわかる大学講師のなり方(著:石川和男/千葉善春)

f:id:tomoec:20160515031323j:plain

元同僚樋口さんが編集されたそうで「大学講師されているんですよね。読んでみてください!」といただき早速読ませていただきました。

 一生モノの副業 この1冊でわかる大学講師のなり方 : 石川和男, 千葉善春 : 本 : Amazon

タイトルにあるように大学講師の「なり方」もタイプ別に書いてあってわかりやすかったのですが、「なってから」についても具体的に書かれていて「なりたいか迷っている」人にもイメージしやすいと思いました。

 たとえば

「大学の教授クラスになれば、研究室と称する個室があてがわれます。一方、非常勤講師の場合は相部屋の講師室があてがわれます。舞台を 待つ芸人のように次の出番を待つだけなので、個室である必要はないのです。略 さまざまなキャリアや専門性をもった先生と情報交換するチャンスがあるので 有益な場になります。略 直接仕事には結びつかなくても、自分の見聞や視野を広めるうえで有益な交流もあります。」

これは、大学の非常勤講師やキャリアカウンセラーの仕事をして私が今まさに感じているところで、専門を極められた先生からエピソードや想いを聞くことができる面白味は、私にとって(金銭的ではない)報酬の1つです。(もちろん学生に接することの面白さがメインですが、他の先生方のお話を伺うことが面白いというのは始めてからわかりました。)

他にもメリットとして挙げられていることは納得できるものばかり。金銭的な報酬についても記載されていて、実態に即していると感じますし、講師業にちょっとでも興味がある方は、まず第1章を読んでみることオススメします!

一生モノの副業 この1冊でわかる大学講師のなり方 : 石川和男, 千葉善春 : 本 : Amazon

今週から書店にならぶそうです。